アフィリエイトとステマの違い!副業で知っておくべきルールとは?

アフィリエイトとステマ

TikTokやInstagramなどで良く目にするアフィリエイトの副業。

アフィリエイトって、ようはステマでしょ
なんて思っていませんか?

アフィリエイトとステマは、どちらも商品やサービスを宣伝するために使用される手法です。

しかし、じつはこの2つ全くの別物!

すでにアフィリエイトを始めている方や、これからアフィリエイトをスタートしようと考えている方は、2つの違いを知っておかないと大きなトラブルに発展する可能性があります。

そこでこの記事では、「アフィリエイト」と「ステマ」それぞれの特徴や違いと、知っておくべきルールや規制について詳しく解説していきます。

目次

アフィリエイトとステマそれぞれの特徴

アフィリエイトとステマは、マーケティングの手法としては似ているように思われるかもしれませんが、実際には大きな違いがあります。

まず、アフィリエイトとステマそれぞれの特徴について説明します。

アフィリエイトの特徴

アフィリエイトは自身のウェブサイトやブログなどで商品やサービスを紹介し、特定のリンク経由で購入や申込があると報酬を得られる仕組みです。

紹介した商品が売れたらその対価として報酬を得られることから「成果報酬型広告」とも呼ばれます。

つまり、アフィリエイトは消費者に誤解を与えないように正直かつ公正な情報を提供し、広告であることが明確なマーケティング手法でなければなりません。

ステマの特徴

ステマとはステルスマーケティングの略で、消費者に広告だと気づかれないように商品やサービスを宣伝したり、商品に関するクチコミを発信して購入や申込を促す行為です。

ステマの手法には大きく2つのパターンがあります。

  1. なりすまし型
  2. 利益提供型

1つ目の「なりすまし型」は、業者や関係者が一般消費者になりすまして商品やサービスを紹介する手法で、分かりやすく言うと「サクラ」や「やらせ」といったものと似ています。

2つ目の「利益提供型」は、企業が芸能人やインフルエンサーに報酬を支払い、広告であることを隠して商品を宣伝したりクチコミや動画を投稿させる手法です。

アフィリエイトとステマの違い

アフィリエイトとステルスマーケティング

アフィリエイトとステマの違いは、広告であることが明確か否かが大きなポイントです。

まず、アフィリエイトはウェブサイトやブログなどで商品やサービスを紹介する際に個人の感想や体験を交えることが多いです。

広告であることを明示されていなければ、読者はその記事が宣伝や広告であることに気づかずに商品やサービスを購入してしまいますよね。

なので、アフィリエイトは広告であることが明確でなければなりません。

一方、ステマは広告であることを明示せず消費者に商品やサービスを宣伝する手法です。

消費者に広告だと気づかれないように行われるため、広告であることが明確にわかるような表示や表記が行われません。

つまり、アフィリエイトは広告であることが明確で、ステマは広告であることが分からないという大きな違いがあります。

ステマが問題視されいてるのはなぜ?
ステルスマーケティングが行われることによって、商品に対する適切な評価がコントロールされてしまい、その結果、消費者がその商品を検討したり購入する判断を正しく行えなくなってしまいます。

今まで日本では、広告であるにもかかわらず広告であることを隠すステルスマーケティングは規制されていませんでした。

しかし、2023年10月1日より、広告であるにもかかわらずそれを隠しているステルスマーケティング行為を規制する、いわゆる「ステマ規制」がスタートしました。

ステマ規制って何?誰が対象なの?

現在、ステマ行為は景品表示法の「不当表示」に指定され規制の対象となっています。

規制の対象となるのは、広告主である事業者で、従来と同じ方法で広告やSNSを運用して商品やサービスを提供すると法律違反になる可能性があります。

しかし、企業が「広告を出す」という行為自体は規制対象になりません。

また、テレビCMや新聞の折り込みチラシなど明らかに「広告である」ということが消費者に分かれば規制対象ではありません。

「なんだ、広告主や事業者ね…私には関係ない」
と安心するのは間違いです。

ステマ規制の対象は、アフィリエイトサイト、SNS、ブログなども含まれます。

ステマ規制に触れる行為をした場合、アフィリエイターには景品表示法上の直接的な法律的責任はありませんが、ASPの規約やプロモーションごとのレギュレーションに触れるなどして、プロモーションの提携解除・成果全却下などの可能性があります。

その他、景品表示法の措置命令の際に、違反表示をしていた表示物としてサイトやブログ、運営者名などが公表される場合もあるんです。

アフィリエイターも知らなかったでは済まされませんので、ASPの規約やプロモーションごとの規約をしっかり確認して必ず守りましょう。

ステマ規制に違反しないためには?

ステマ規制に違反しないために、アフィリエイターがするべきことはただ1つ!

誰がいつ見ても広告だとわかるような明確な表示をすることです。

具体的には、ウェブサイトやブログの記事に下記の表示を行う必要があります。

ステマ規制の対応

1. 表示文言
「広告」、「宣伝」、「プロモーション」、「PR」といった文言による表示

2. 説明文言例
「A社から商品の提供を受けて投稿しています」(商品提供があった場合)
「アフィリエイト広告を利用しています」
「本ページはプロモーションが含まれています」といったような文章による表示

上記の記載方法どちらかを一般消費者が認識できる位置にわかりやすく表記しましょう。

ポイントとしては、表示全体をみて広告かどうか判断するのは一般消費者であり、その表示方法が不適切かどうかを判断するのは行政であるということです。

そのため、わかりにくい表示や表現をした場合、ステマ規制に触れる可能性があります。

『誰にとってもわかりやすい表示』をすることを念頭に、ASPの規約やプロモーションごとのレギュレーションを元に表示を行っていきましょう。

この記事に書いている「ステマ規制」の解説ですが、私は法律の専門家ではありませんので、参考資料を見て個人的見解でまとめていることをご理解いただけたら幸いです。

まとめ

アフィリエイトとステマそれぞれの特徴や違い、知っておくべきルールや規制について解説してきました。

ステマ規制により、消費者が広告だと非常にわかりやすくなる一方で、アフィリエイターはブログやSNSなど投稿により一層気を使う必要があります。

しかしステマ規制は悪いことではありません。

今までグレーな手法やステルスマーケティングをやっていた人たちが減ることで、法令を遵守しているホワイトなアフィリエイターはより稼ぎやすくなります。

すでにアフィリエイトを始めている方や、これからアフィリエイトをスタートしようと考えている方は、ぜひルールや規制を守って正しい方法で稼いでいきましょう!

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